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<<人形遣いへの道3>>

 *ITO塾第3クール始まり*

2003/11/1
予定では10月中頃からのスタートだったのだが、今回は新規の参加がなかったため
継続参加の塾生ばかりで、講座が重複するため11月のスタートとなった。

まず、今回の糸塾の予定の確認からはじまりました。
来年のITOプロジェクトで行う天野天街氏の作、演出の作品の塾生参加の打診!
(*´∇`*)うわぁ〜い舞台にたてるですぅ〜。( ̄□ ̄;)!!が、しかし…
主婦である私にはネックがあった。
今回の公演、地元だけではなく、名古屋でも公演があるのだ。5日間名古屋にいることになる。
そんなこと、旦那様には言い出せないなぁ(^^;)でもでも、めっちゃやりたい気持ちはある。
糸塾受講の理由の一つ尊敬する先生達と同じ舞台にたてるという可能性があるってこと。

半分は諦めながらも う〜〜〜やりたいですぅ。
当日のお手伝いは無理でも人形制作のお手伝いの話もでた。
山田先生の工房に出向いての作成です。
はっきりいってしまえば、私など居ても足手纏いなんだろうけど
不器用でやる気だけしかないけどお手伝いさせて頂くことにしました。
これもいい勉強になるかと!

今回の糸塾は継続メンバー5人だけが塾生である。
最終的にそれぞれが1つ作品を仕上げての公演である。
観客ももちろん入れるそうでかな〜りプレッシャーです。早速、ととこさんから課題がでた。

作品のテーマを新聞の記事から探す。
1、記事の何に心動かされたのか?
2、作品にして伝えたいことはなにか?
表面的な事象に捕われず自由に発想して下さい。舞台美術に共通で新聞紙の登場が必須。
来週までの宿題です^^;ちょっと掴みきれてません〜むずかしいなぁ〜

 *産みの苦しみ*

2003/11/8
1週間あっと言う間。課題は漠然としたものしか思いつかず
キーワード的に2つ引っ掛かったものをとりあえずノートにまとめた。
プレゼンなんてできないよ〜(^^;)

教室につくとTさんも同じぐらいに来ていた。『出来た?』『UTへTUあぅっ!まとまらん。』
とお互い苦悩の顔をしつつ、そうやって雑談していると
『登校拒否でこないんじゃないかとおもってた〜』と、ととこさんが教室に入ってきた。
そういえば、後のメンバー来ませんね^^;時間が過ぎた頃 T♂さんが入ってきた。
苦笑いをしている。あ!私らと同じでまとまってないな。

ととこさんの進行で課題のプレゼンがはじまった。
『テーマは?』 メンバーそれぞれの『紙』『クローン・うつぼと乙姫海老の悲恋』 『精霊と子供の交流・擬態』『家族愛』2つキーワードをもってきて悩んでいたのはTさんと私。
ととこさんの指定でTさんはクローン私は擬態がテーマになった。

テーマが決まったあと、各自どんな作品にするのか考える。煮詰ってしまってみんな困ってる^^;
ととこさんがヒントをくれるかのようにそばに来ていろいろ話を聞き出してくれる。
おぼろげに作品の断片が見えてくる。おもしろいものできたらいいな〜

来週までの課題は…作品に出てくる人形を仮のものでもいいから動かして見れるように作ること。
(^^;)あ〜こりゃまた大変じゃ〜

 *有意義な時間を*

2003/11/15
課題の人形つくり、アイデアが乏しいままに、2つ簡単に試作してはいったものの
全体のイメージをまだつかめていない状態なので、どういう人形にしたいのかもおぼろげである。
制作経験が乏しい上に作成の技術も貧弱だから試作といっても
子供の折り紙遊びのようなもの(;^。^A アセアセ・・

いざ、教室にいったものの、無駄に時間がすぎていっただけ^^;
自分の作品だということ、主体になるのは自分の考えた作品であることを痛感。
自らが前進しなければ助言ものぞめないのである。

次の講座までには、なんとかまともな試作人形を考えつくらねば。

 *番外編*

2003/11/16
2004年ITOプロジェクト企画の新作の人形制作のお手伝いの為、メンバーの車で山田さんの工房にいってきた。
朝の7時に家を出て、工房についたのは9時だった。
作成する人形は70体!手伝ったのはほんの一部だったけど、とても勉強になったし、楽しかった。

山田さんから作成するものの説明があり、各々が自分のレベルにあったお手伝いを黙々とはじめた。
σ(^_^ ;)はもちろんな〜んもでけへんから〜手や足などのパーツを担当。
慣れない大工道具に苦戦しながらもなんとかがんばりました。
脚本も見せてもらってますます興奮です!!

プロの舞台に関れるなんて、わたしにとっては、大変光栄なことですもの。

 *悩む、なやむ、ナヤム*

2003/11/29,12/6
"(/へ\*)"))ウゥ、ヒック 思うように進みません。見せるための作品になんて思うとどうにも前に進めない。
自分は、何がしたいのだろうか?
自分らしい作品を まず、人形を作らなければいけないという所からできる範囲が限られてくる。
壁にぶちあたっております。身動きがとれません
+++
12/6
ととこさんがいった。とにかく新聞でなにかやってみましょう
事務所に新聞を貰いに行く びりびりやぶいてなにやら遊んでみる、動かしてみる。
動きがおもしろいやん(*´∇`*)いくつかそういうものをやってみてもいいかもしれない

結局、何も進まないままに練習日は過ぎて行く。ハードルたかいなぁ^^;

 *ウギャァ〜*

2003/12/13
本日、クリスマス公演があったため遅刻しての参加。正直、いくのがきつかった^^;
だって〜ネタがおぼろげにさえも決まってないんやもん!!
山田先生による、人形制作質問&アドバイスの日だったのだ〜

つくっていったヘボへボの新聞人形に、山田先生はおもしろい動きじゃないですかとおっしゃった。
糸を3点につけて、いろいろ触って動きをみながら おもりをここにつければ。。。とか
真剣に見て下さり、申し訳ないような。。。情けないような

今年度の糸塾は今日で終り。1月はお休みで2月から芝居の稽古に突入。
それまでに構成や人形を完成させなければいけない
ううう(TДT;)できるんかぁぁぁぁ?

 *番外編2*

2003/12/14
山田先生の工房にいき人形制作のお手伝い?をしてきた。
今日は、パーツにサンドペーパーをかけた後ジェッソという下地を塗り付ける作業をさせてもらった。
こんなお手伝いぐらいしか不器用な私にはできないから^^;

素敵なことに〜山田先生の考案の手板の型紙のコピーを頂いた。
自分で作れるかどうかはわかんないけど〜なんでも優れものの手板なのだそうだ〜!?
いつか作れる日がくるまで大事にしまっておこう!!

何ごとも経験だ。工房で見るもの聴くものさせて頂くこと みんなが勉強なのだ^^

 *やべぇ〜*

2004/2/7
久しぶりの講座です。やばいです^^;ほんとうは、今回から舞台稽古のはず。
前日にトト子さんから電話が入りました。『課題はどうですか?進んでますか?』
『。。。。。いえ。難しくて進歩ないのです^^;』

私の場合、人形制作の技術もいまいち。真っ白な所から芝居の構成を一人で考える事が
かなり苦しくて、正直 人形劇を楽しめなくなっていた。
そこで初期の講座のように身の回りの物を動かしてみましょう〜。
動かす楽しさを思い出そうと言うことになりました。

他のメンバーも課題はまだ完成していなくて、今日は、動かす楽しみを思い出そうということで
皆で色んなものに糸をつけてただ遊んでいた。動かすというか、命を吹き込む。
これがなかなか難しいのですよ〜生きているかのように見える動き。
手の力の加減や滑らかに手首をコントロールしながら動かすの
楽しいんだけど、どう見えているかを考えると…なかなか世界に入り込めないし。
動かすことは、練習アルのみなんだろうなぁ。

 *喝!!*

2004/2/14
ついに先生からきつ〜いお言葉を聞くはめになりました。
課題の制作がなかなか進んでいない事!講座はあと2回だけで終ると言うのに。
塾生3人でもう1度話し合うようにいわれました。
課題ができるまで講座につきあえというのか?断念するのか?作品としてしあがるのか?

3人で話して、一番、人形の制作が進んでいるTさんの課題を3人で作り上げよう
そして、身の回りの物に糸をつけてテーマを考え作品にする。
2本であとの2回で発表できるようにつくる。

難しいことを先延ばしにしていた…家庭の事も仕事の事もあるけれど
その中でほんとうに時間が作れないのか?
その問に、どこかで後回しにしてしまっていただけだよな
みんなが同じことを思っていた。
せっかくの講座です。中途半端には終らせたくない!ちゃんと何か作品に仕上げたい。
私の中ではまだ弱気なところも残ってた。高すぎるハードルだったのかな?
無理な背伸びをしているだけなのかな?私にできるのかな?頭の中グルグルグルグル
でも、やっぱり好きな事だから。
7月からのITOプロの公演には残念ながら、ちらしに名前をのせることができなかった。
先生達と舞台やりたい!それが糸塾にはいった目的だったから
2人の塾生の名前が出演者のとこにのっている。
くやしかった。私もそこに一緒にいたかったから。あきらめたくないから
次のチャンスのためにも、がんばろう。

 *糸はむずかしぃぃ*

2004/2/21
人形をがんばって作り上げた。朝からゆめフェスの打合せでその後、塾の時間まで人形の作業。
う〜〜〜〜間に合わないよぉ〜(´Д`|||) 稽古までは時間なかったわ

いざ塾です。先生からは人形の動きの鈍さをしてきされ、首の付け方の変更をすることになった。
さて!動いてみることになってみた。左右の手に人形をもって
同じ動きを表現することのなんと難しいこと。練習するしかないな。
あと1週間ひたすらがんばれ!

 *課題発表会*

2004/2/28
いよいよ最終日!課題発表の日なのだ。先生に一喝されてから2週間!がんばりました。
3人寄ればなんとかなるもんやね〜自分の見えない所を足りない所を補いながら
しんどいけど楽しくもあった2週間。ラスト日、朝練です。
今日は、あまり出来上がっていない布の抽象的作品を仕上げるべく練習。

塾の時間が近づく。
『今日は早めに行かないと行けないね』『舞台組まなきゃいけないしね』
電車の中では心地よい揺れで3人とも眠くて眠くて〜口もきけない状態でした
教室に到着並んでいる机やイスを後ろにさげて、舞台を組むスペースを確保。
掃除機をあてて再び練習。

舞台セットを積んだ先生の車が到着。照明セットまであるぞ!
あっという間に人形劇会場に大変身!!先生の前で練習再開。発表は授業の後半です。
何度も何度も練習。練習の途中でお客さま(先生です)がいらっしゃいました。
休憩を入れた後いよいよ本番!
ドキドキ!寸前まで動きのことで先生には指導を受けていた、う〜もう!頭の中が真っ白だよぉ。
UさんのMCでスタート。袖でドキドキしながら舞台中央に向かう。
はじめに布の演技だった。その後、クローンというテーマの課題にうつる。
夢中だった。あっという間だった。はぁ〜〜〜〜おわったよぉ

先生は丁寧に感想を述べてくださった。いいとこも悪かったところも。
最後までできてよかったぁ〜〜
途中、挫折しかかってて行くことを辞めたくなっていたけれど、糸つけは完璧?にマスターできたし
なにより作品を作り上げられたことがうれしかった。
一人ではできなかった事だけどほかの2人のおかげでなんとか出来たこと感謝。感謝。

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